慢性的な痛みや疾患があっても人生を謳歌する 「ChronicBabe101」を読む
ChronicBabe 101: How to Craft an Incredible Life Beyond Illness
クロニックベイブ101:病気を超越して素晴らしい人生を創り出す方法
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を読み始めました。
どんなに重い病気があったとしても、自分らしく生きるための10のレッスンや瞑想の方法、リソースなどが詰まった読者への愛情を感じる一冊です。
読んでいるだけで元気もらえます。
著者のJenni Groverさんは25歳の時に線維筋痛症と診断されました。
当初は、病を克服しようと毎日運動に励んだJenniさん。
しかし激しい運動を続けた結果、体調の悪化を経験します。
病気を戦いと思って
自分の体や、医療機関や、理解のない人たちを敵と見なして生きることは
余計にダメージを受けることになりかねません。
そこでJenniさんが提案するのは、
「Yes、そして・・・」という受容の仕方。
例えば
「Yes、私は〇〇(疾患・痛みなど)があります。そして同時に成功したビジネスウーマンでもあります」
というもの。
私自身の場合は、
「Yes、私はうつでパニック発作で外出が難しいことがあります。そして、毎日愛する人たちと一緒に過ごせて最高に楽しいです」
と言えるようになりたいです。
受容することと諦めることは違う。
自分には限界があることを周囲に伝えて、協力してもらうこと。
試行錯誤しながら、工夫して自分が楽しく心地よくいられる環境を作っていくこと。
例えば
身体に痛みがあり、友達と一緒に映画館に行くことができない場合は
家で休憩をとりながら一緒に映画を観ればいい。
痛みを我慢して周りに合わせるのではなく、
周りとのコミュニケーションを遮断するのでもない。
いろいろなことが出来なくなったり、痛みがある状態の自分を
ありのまま受け容れることは容易ではありません。
Jenniさんが受け容れるプロセスで助けになるとおすすめしている方法の一つが
「書く」ということ。
腹立たしいことや、どうにもならずにイライラすることを、時間を決めて書きまくる。
それらを見返し、「受け容れました」という回答も自分で書きます。
大切なことは、困難な状態を受け容れ、それらがあっても大丈夫だと認識することなのだそうです。
他にも、日々の瞑想やマインドフルネスについても学びました。
私は以前に電車でパニック発作を起こしてから、外出が苦手になりました。
友達に会いたい、でも会いに行けない。
出かけたいけど、一人では不安。
どうして以前はできたことが今はできないのか。
どうして周りは理解してくれないのか。
など、自分が「できないこと」に対する悔しさや、周囲に対するもどかしさを感じることもあります。
あるがままの状態を受け容れることは、やっぱり簡単じゃないですが
「書く」、「瞑想する」プロセスを日々繰り返して、少しでも受け容れられるようになれれば良いなと思います。
今回「ChronicBabe 101」を読んで得た一番の気づきは
私は周りにサポートを頼むのが完全に出来ていな(い)かった!
ということです。
周りのペースに合わせられないから、と外出を控えたり。
相手に会いに来て欲しい、と言えなかったり。
それは、完全に「諦め」の態度でした。もっと周りを信じて頼れる自分になりたいです。
自分自身に優しくするところが第一歩だと実感したレッスン1でした。
ちなみに、各レッスンには宿題もあります。
レッスン1は、自分の良いところを10個書き出すこと。
楽しいですよ