「毒親の呪いを解く音楽CDブック」の感想
「毒親の呪いを解く音楽CDブック」という本を読みました。
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今日はこの本と音楽CDの感想について書きます。
父親とのわだかまりを改善したい
この本を手に取った理由は、幼少期からの父親とのわだかまりを解消したかったからです。
子供の頃に、父の無関心さや八つ当たりのような言動に傷つき、彼がそばにいると安心できなくなりました。
母親との関係は良好だったのですが、10年前に母が亡くなり、家で父と二人になると、緊張状態が続きました。
会社もストレスフルな環境だったため、家でも外でも落ち着かずつらかった時期がありました。
現在は実家を出て、父との間に距離をとっているのですが、父からの愛情が感じられず寂しかったという気持ちや怒りの感情をなんとかしたい、と思ってきました。
また、純粋に、心身の緊張をほぐしてリラックスしたい、心穏やかに毎日過ごしたいという思いもあり、「毒親の呪いを解く音楽CDブック」を購入しました。
読みやすい内容
初めてタイトルを見た時は、「毒親」や「呪い」という強い言葉が印象に残りましたが、本を読みはじめてみると、優しいメッセージにあふれた内容でした。
誰かを責めるものではなく、傷ついた人の心を癒すために書かれていると感じます。
とてもわかりやすい内容で、本自体は1時間ほどで読めました。2回以上読んで、心に残った文章にはハイライトしました。
トラウマが与える影響についての話もあり、体験談の中にはつらい話もありますが、私の場合は、読み進めるのがしんどいと感じるほどではありませんでした。
イラストも豊富で、ホッとする絵柄です。CDの使い方のポイントなどがわかりやすくまとまっています。
音楽を聴いているだけでいい
私が「毒親の呪いを解く音楽CDブック」の気に入っているところは、音楽を聴いているだけで良いところです。
過去の嫌だった出来事を思い出したり、自分の性格や行動を分析したりする必要がないので、精神的に楽で、続けやすいと感じました。
音楽CDは、著者の藤本先生が開発したボディ・コネクト・セラピーをもとに作られていて、他のヒーリング音楽にはない、左右に揺れる音が特徴だそうです。
このボディ・コネクト・サウンドを聴くと、アンバランスになった脳の状態が整えられる効果があるそうです。
実際に音楽CDを聴いてみた感想
音楽CDは、全曲を通して聴くと40分弱かかりました。
鳥の声やピアノの音など、リラックスできる音やメロディーでできています。
聴くときには、左右に揺れる音が分かるようにヘッドフォンを使用しています。
私が音楽CDを聴くタイミングは、仕事の合間や帰宅後で疲れている時、不安を感じた時など。家にいるときは、タッピングをしたり、ぬいぐるみを抱いたりしながら聴くのがお気に入りです。
左右に揺れる音を追いかけるような感じで聴いていると、気がついたらウトウトしていることもあります。
子供時代の母との思い出が蘇ってきたこともありました。
母に大事にされていたこと、愛されていたこと、楽しかったことなどを思い出して、
お母さんに「ありがとう」という気持ちになりました。
どの曲も美しく、リラックスできるので、普段は全曲通して聴いています。
個人的には、「幼き日の思い出」が特に好きです。心が落ち着く気がします。
全体の感想
「毒親の呪いを解く音楽CDブック」は読みやすく、生活に取り入れやすい内容の本でした。付属の音楽CDは、最近ではほぼ毎日聴いています。
長く緊張状態が続いていたので、すぐに父に対するわだかまりが消えることはありませんでした。
ですが、続けるうちに自分の内側で安心感が高まり、ストレスを感じる状況でも冷静にいられるようになればいいと思います。
音楽を聴いているときに、楽しかった記憶や安心できる存在を思い出せたことは、自分の中で大きかったと思います。
家族とケンカして自己嫌悪に陥った時も、CDを聴いて自分に優しくする気持ちを取り戻すようにしています。
機会があれば、藤本先生の他の著書や関連する分野の本も読んでみたいです。
「毒親の呪いを解く音楽CDブック」は、親との関係に悩んでいる時だけでなく、リラックスしたい時や、安心感を得たい時にも役立つのではないかと思いました。
生活に取り入れやすい音楽セラピーの本でした。
ありがとうございました🙏