shrichangの日記

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外面が良いにも程がある。 のあらすじ・感想

 

「外面が良いにも程がある。」を読みました。

 

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〜ネタバレあります〜

 

 

 

 

 

 

 

主人公は25歳の会社員・瀬高

合コンで相手の女子を内心格付けしながらも、表向きは全員に優しくする外面人間。

 

 

彼の中では最下位だった、服装地味で眼鏡をかけた吉野と言う女性。

なぜか彼女の食べ方が気になり、つい目がいってしまう瀬高でした。

 

そんな彼に、合コンの幹事で瀬高の元カノでもあるマミは、ピュアな吉野に手を出すな、と忠告します。

 

 

その後、合コンの途中で席を立って帰ってしまう吉野を

慌てて追いかける瀬高。

自分のせいで不快な思いをさせてすまない、と謝罪します。

 

合コンに誘っておきながら、男には手を出すなと言うなんて

人を馬鹿にしている

とマミを批判する吉野。

 

 

そんな彼女に、思わず瀬高は

吉野が気になっている、

とデートに誘います。

 

初デートでも相変わらず地味な格好の吉野。

そんな彼女を、瀬高は食事の所作が美しいと褒めます。 

 

頰を赤らめて礼を言う吉野の純真さに、

瀬高は本気で彼女と付き合うのも良いかも・・・?

と思い始めます。

 

しかし、その後吉野をデートに誘うも断られ続ける瀬高。

彼女に振られた・・・?

と自分でも予想外のショックを受けます。

 

 

その日、たまたま彼氏とのデートがキャンセルになったマミと会った瀬高。

一緒に食事に行くことに。

 

そこで、デートのためにマミが吉野に仕事を押し付けていた事実を知ります。

 

それは、以前に瀬高がマミと付き合っていた頃からずっと続いていました。

 

 

残業中の吉野に会いに行く瀬高。

 

仕事を手伝う。それが無理なら終わるまで待つ!

と必死な様子の瀬高。

 羞恥心と罪悪感でいっぱいでした。

 

残業を終えた吉野は、仕事を押し付けられたことを気にする風でもなく

瀬高に奢ると約束していた缶コーヒーを差し出します。

 

吉野の心の清らかさに心打たれた瀬高。

思わず彼女を抱きしめてしまいます。

 

吉野の家で、初めて一緒に夜を過ごす二人。

 

吉野といると自分も心がきれいになれる気がする・・・・と思う瀬高でしたが

翌朝、彼は予想外の真実を知ることになります。 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

 

読み始めた時は、瀬高のことをチャラくて感じ悪い人・・・と思いましたが

だんだん彼に感情移入していきました。

 

瀬高は自分のことを外面だけだと思っていますが、

実はちゃんと相手の気持ちを考えることができる人で

 

自分たちのせいで仕事を押し付けられてきた吉野に対し、罪悪感を感じて謝罪しようとする。

 

自分の立場に置き換えてみたら、なかなかできることじゃないな〜と思いました。

 

 

瀬高に仕草を褒められて喜ぶ吉野さんはほんと可愛いですが、

マミのことを「バカにしている」と言い放った時の表情がちょっと怖いかも・・・?

裏がありそう、と思いました。

 

 

それで、最後は・・・

ああ 女性って怖いな〜と(笑)。

 

 

 

ちょっとブラックですけど

こういうストーリーもとても面白いです。

 

外面って何のために被るんだろうとか・・・考えさせられました。