慢性的な痛みや疾患があっても官能的 「ChronicBabe 101」を読む
※2020年1月22日の記事ですが、一部修正して2023年6月15日に再度公開しました。
うつになってからは恋活や婚活する心の余裕もなく
心身の不調があるなかで
「性の楽しみ」は自分とは縁のないもの
と思っていました。
しかし、たとえ慢性的な痛みや疾患があったとしても
自分をセクシーで魅力的だと感じること
心から喜びを感じ人生を愛すること
は大事だと
今日「ChronicBabe101」を読んでいて学んだのです。
Amazon.co.jp: ChronicBabe 101: How to Craft an Incredible Life Beyond Illness : Grover, Jenni: 洋書
それは必ずしも「性的な(セクシャル)」ことではなく
「官能的(センシュアル)」なことでOK。
五感を使って自分に対する優しさや愛情を感じてみる
例えば
エッセンシャルオイルを使う
フェイスマスクをする
お気に入りのシャツを身につける
・・・
などのほんとうにちょっとしたこと。
そのほかにも
安全に性的快感を感じるためのアイディアをJenniさんは紹介してくれています。
読んでいて楽しかったのは、性教育・性解放に携わっているEv’Yan さんのインタビュー記事。
女性たちが羞恥心や恐怖心から自由になり、自分を愛して
セクシュアリティを表現する手助けをする活動をされています。
インタビューの中で
性生活で感じている困難を、パートナーや医師と話し合う大切さについて語っています。
そうした話題を自分から切り出すことは気まずいかもしれないけれど
自分自身だけではなく人生を共有する人に対しても正直になれた時に、理解が深まり親密になれる
という言葉に
今の自分の状況(自分に常に正直ではいられないし、周囲にも言えない)とかけ離れているなぁ
・・・
と悲しいのと同時に、こういう信頼関係を目指したいと心から思いました。
病気の人にしかわからない困難や経験を
安心して語り合える場を持つことの大切さについても話題にのぼります。
JenniさんやEv’Yan さんによるコミュニティもそうした「場」ですが、
日本でも身近に女性たちが安心して語り合える場所があればいいと思いました。
そして、一番心に残ったEv’Yan さんのメッセージは
身体を抑圧して官能的な表現しないことや
自分自身につらく当たってしまった経験
などに対して自分自身を「許す」ことの大切さ。
Ev’Yan さんのように自分に自信を持ってセクシュアリティを表現をできる女性を見ていると
私はなんてダメなんだ・・・と思ってしまいますが
官能的な表現を抑圧してきた自分 を許すことが第一歩なのだそうです。
なんてやさしい言葉だろうと思いました。
うつになる前、そもそも思春期から
自分の身体やセクシャルな面には自信がなかったけれど
そんな過去の苦い経験も劣等感も、この際だから捨ててみようと思います。
自分が官能的な存在であることを忘れないために、付箋に書いたメモ。
まずは今日できることから
気軽にオイルマッサージをしてみました。
温めたオイルで肌をマッサージすると、自分を愛おしく思う感覚がわかります。
柔らかな膜に包まれて、心が落ち着く
贅沢な時間になりました。