shrichangの日記

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きみと青い春のはじまり 1巻 のあらすじ・感想

 

きみと青い春のはじまり 1巻  を読みました。

 

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〜ネタバレあります〜

 

 

 

 

 

 

 

目立たない女子、クラス一の人気者に告白される

主人公は本好きでおとなしい女子、末広

カッコよくて人気者の高砂から突然告白されます。

 

 でも、それはモテなそうな相手に告白するという「罰ゲーム」でした。

 

そのことを偶然聞いていた末広は、告白が罰ゲームであることを指摘します。

周囲のクラスメートに「いじめ」だと責められた高砂は、告白が真剣なものだと主張。

 

 

クラス一の人気者と付き合うことになる

屋上で二人きりになった末広と高砂

 

高砂は、怯えたように敬語で話す末広に

自分が怖いのか?と尋ねます。

 

クラスメートとの会話が入学式以来初めてで緊張している、と答える末広。

そんな彼女に驚く高砂

末広がいつもクラスの隅で同じ本ばかり読んでいることを思い出します。

 

つまらなくないのか?

寂しくはないのか? 

と矢継ぎ早の質問してくる高砂に戸惑う末広。

 

うつむいたまま、

 自分は本が好きなので寂しくない

 罰ゲームのことも忘れる

と答える彼女。

 

高砂は、彼女の目を見ようとして身をかがめます

 

告白のことを忘れる、という言葉に怒った様子の彼。

俺たちは絶対に付き合う

と宣言します。

 

どうして・・・?

思わずショックで叫んでしまう末広でした。

 

 

高砂を避ける末広 

終業後、こっそりクラスを抜け出す末広。

彼女と一緒に帰るつもりでいた高砂は怒ります。

 

逃げるように廊下を歩く末広は、胸に大切そうに本を抱えています。

タイトルは「流星の森」。

彼女が常にこの本を読んでいることに気づいていた高砂

末広は、彼が自分のことをそこまで注目していたことが意外でした。

 

そこに通りがかった仲の良さそうな女子たち。本を貸し借りする約束をしています。

その様子を羨ましそうに眺める末広。

 

そんな彼女が思い出すのは、幼かった頃の自分。

転校を繰り返しているうちに、周囲に溶け込むよりも存在感を消す方が得意になってしまったのです。

 

人生で告白されることなど夢にも思っていなかった末広。

これが罰ゲームでなかったらどんなに良いだろう、と想像します。

 

 

愛読書を貸す約束をする 

翌日。

高砂は告白のことなど忘れているに違いない、と思った末広の予想は見事に外れます。

 

彼女がいつものように本を読んでいるところに、ちょっかいを出してくる高砂

 

本に隠れる彼女の顔を見ようとする高砂と、はずみでおでこがぶつかってしまいます。

その距離感にドキドキする末広。

 

高砂は、彼女がいつも読んでいる「流星の森」に興味を示すのでした。

作者は彼女たちと同じ年頃の学生らしく、作品の描写が末広の心を魅了します。

 

作者は自分かもしれない、とふざける高砂

即、否定する末広。 

作品は彼女のような孤独な人の話であり、高砂とは正反対だと主張します。

 

それを聞いて、その本を貸して欲しいと頼む高砂

 

末広は嬉しさに目を見張り

初めて彼を真正面から見つめて、本を貸すことを約束するのでした。

 

 

 

 **感想**

 

地味な女子が人気者の男子に告白される、という展開はよくありますが

この作品はドラマチックな感じではなく

本をきっかけに信頼関係を築いていく友情・恋愛の話という印象でした。

 

主人公の末広はおとなしいけれど、聞かれれば自分の内側を表現できる

自分をしっかり持っているところが好きです。

 

高砂は最初は罰ゲームに乗せられて告白していますが、もともと彼女に関心があって

よく見ていたからこそ「付き合おう」と言ったのだと思います。

 

 

 

「流星の森」作者も末広の近くで彼女を見守っているようで・・・

彼の存在が今後どう絡んでくるのか気になりました。

 

 

 

 

 

 

 

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