「ヤンデレ王子の逃げ腰シンデレラ」 あらすじと感想
表紙のイラストが目に止まって読み始めた作品です。
ヤンデレ王子の逃げ腰シンデレラ
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〜ネタバレあります〜
主人公は高野寿々 26歳。
真面目でおとなしく、恋愛経験がない彼女。
大手総合商社に勤めています。
寿々はありえない王子様に恋しています。
会社の上司である、芹沢主任。
有能でありながらも謙虚で、
優しい眼に穏やかな声・・・そしてかっこいい！
そんな芹沢主任に告白するなんてめっそうもない、
一緒に働けるだけで嬉しい、と思う寿々でした。
ある日、職場で飲み会に行くことになりますが
寿々は後輩のミスをカバーするためひとり残業。
そこで彼女はショッキングな場面を目にします。
それは・・・
芹沢主任が寿々の捨てた飲み物パックのストローを回収している現場。
しかも、寿々の使っている口紅やストローの噛み癖まで完全に把握している。
ストローを愛おしそうにハンカチに包む彼。
こ・・・怖い。
芹沢主任は仲の良い真山課長と一緒でした。
この変態ぶりが寿々にバレたらどうするのか、と尋ねる真山課長。
その時は寿々を監禁する、と真顔で答える芹沢主任。
これには寿々もさすがに引いてしまいます。
主任たちに気取られないようにその場から立ち去ろうとしますが、逃げる途中で転んでしまう。
そこに現れた芹沢主任。
普段の王子様オーラで彼女に手を差し伸べてきますが、
その正体を知った寿々は振り切るようにしてその場から立ち去ります。
しかし、必死で階段を駆け下りていた寿々は
いきなり背後から主任に抱きつかれてしまいます！
さっきの話を聞かれていたと気づいた芹沢主任。
前から君のことが好きだったと告白。
ストローを含む寿々のコレクションは全て処分する、会社も辞める、
と謝罪する芹沢主任。
寿々に嫌われた以上もう一緒にいられない、と訴えてくる彼に
思わず寿々は自分も芹沢主任のことが好きと告白してしまいます。
その夜、一緒に食事をすることになった寿々と芹沢主任。
「食事だけ」のつもりでOKした寿々でしたが、向かった先は５つ星ホテルのロイヤルスイートルームでした・・・！
遠慮してサンドイッチを頼んだ寿々。
お礼を言って早々にホテルの部屋から退出しようとしますが、
芹沢主任に腕をつかまれます。
どうやらこのまま彼女を家に帰らせる気はないらしく・・・
一体寿々はどうなってしまうのでしょうか。
＊＊＊＊＊＊＊
読み始めからのギャップがすごい作品でした。
地味めで自分に自信のない女の子が憧れの王子様に愛されて・・・
というストーリーを想像していたんです。
実際、その通りなんですけど・・・
王子様が！筋金入りのド変態でした！
途中までワクワクしてたはずなのに、だんだんゾワゾワしてきて
これから先寿々はどうなる？大丈夫なのか？
と心配になってきました。
しかも、一夜を共に過ごした後、芹沢主任はトンデモナイ行動に出ます！
ここまで溺愛されるのは果たして幸せなのか恐怖なのか？
王子様じゃなくても平凡な恋愛も良いのかも・・・？と思った今日この頃でした。
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