「戦国昼寝姫、いざ参らぬ」感想
はじめまして、shrichangと申します。
東京生まれ埼玉県在住です。
大好きな大好きな本のこと語ります。
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最近、とっても面白い小説を読みました。
尼野ゆたか先生の戦国昼寝姫、いざ参らぬ
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〜ネタバレあります〜
賢くてひねくれ者のお姫様が大活躍するお話です。
周りに何を言われても気にしない。
婚期が遅れていても気にしない。
常にマイペース。
寝たいときに寝る、あだ名は昼寝姫。
おじさんみたいな言葉遣い。
姫っぽさが微塵もない。
(物語の大半、男装してます。してないときでも姫っぽくはないです)
相手が兄だろうが夫だろうが、言いたいことを言う。
そんな我らが鴻子(こうこ)姫です。
めちゃくちゃカッコいい。
人の目を気にしてやりたいことやれなくて、
会社ではお腹が痛くなり、
親戚から結婚まだ?と言われるのが嫌で逃げまくり、
夜はなかなか寝つけないし、
家族にも言いたいこと言えないshrichangとは対極の存在で憧れます。
初対面の人前でぐーぐー寝れるなんて最強だと思います。
姫のすごいところはいっぱいあるけど、個人的に、慣れない場所で爆睡できるのがイッチバン羨ましい。
鴻子は謎めいてます。
ただの偏屈なお姫様ではなく、兵法や人心掌握術に長け
嫁ぎ先の冬松で獅子奮迅の活躍をするのですが、
なんで、そもそも鴻子さまはそんなに戦や政治に詳しいのか?
彼女を妻(というかブレーン)として見込んだお殿様、次郎左。
次郎左はなぜ鴻子姫の真価を見抜くことができたのか?
次郎左は鴻子に負けず劣らず食えない人物ですが、こんなに評価してくれる上司(または夫)がいたら最高じゃないでしょうか。彼の中では諸葛孔明よりも鴻子姫が上らしいですよ!
色々謎めいています。
気になります。
彼女の過去には何があったんだろう。
次郎左は何者なんだろう。
嫁いできた鴻子姫が、次郎左と話している最中に寝てしまうシーンが大好きです。
鴻子を起こすために神社から神楽鈴を借りてきている次郎左。
準備が良すぎますよ殿
・・・
こういう本、読めるのが幸せです。
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今日のおやつ柿とココア。秋を感じます