型破りすぎる皇后の物語
何日前かに「戦国昼寝姫」のことを書きましたが、
またまた強い女性が活躍する小説を読みました。
[広告]
価格:220円 |
〜ネタバレあります〜
架空の国(昔の中国のようなイメージ)で、武将として活躍してきた女性が
ヒョンなことで突然皇后になって・・・というストーリー。
主人公の小玉が竹を割ったような性格で魅力的です。
10代の頃から軍人として活躍、女性でありながら将軍の地位につきます。
33歳のとき、昔馴染みである皇帝から後宮に入るように頼まれます。
その理由は、女性が軍隊を率いるためには皇帝の妃である方が都合が良いから、というもの。
軍師としての腕を見込まれて嫁入り、というところが「戦国昼寝姫」と似ているな〜と思います
小玉は皇帝を助けるために承諾しますが、本人は地位や権力に執着がありません。
しかし、後宮にいる女性たちは大いに嫉妬します。
居室に豚の頭が置かれる等の嫌がらせ事件が起こりますが
小玉は大物過ぎて意に介さないばかりか、
気がつけば宮中でファンを増やしていきます。
自然体で若い妃たちを虜にするあたり、宝塚のトップスターみたいです。
武将としての腕を見込まれて後宮入りした小玉ですが、実戦で活躍する場面はあまりありません。
それがちょっぴり残念でした。
愛馬・白夫人に颯爽と跨って軍隊を指揮する場面が見たい。
第二幕以降で出てくるのかもしれないので期待しています。
皇帝は小玉のことを女性として見ているような描写が出てきますが、
小玉自身は全く気がついていません。
かつては彼女も彼との結婚を意識していた時期があったようですが、
ふたりの過去についてはあまり描かれていなくて謎が多いです。
今後の展開で、恋愛要素も出てくるのでしょうか・・・?
ヒロインが小玉なので、甘々すぎる展開はなさそうと思っています。
とにかく男前で器がでっかい人なので。
こんな女性の上司がいたらついて行きたいです
第二幕に続きます。